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準否定・完全否定・部分否定

準否定語fewとlittleを用いた否定文について解説します。

通常の否定「〜ない」や「〜しない」という時には、以下のようにbe動詞や助動詞の後ろにnotを付けたり、一般動詞の前にdon't(do not)などを付けました。

He isn't(is not) a doctor. 「彼は、医者ではない。」

I don't play tennis. 「私は、テニスをしません。」

これに対し「ほとんど〜ない」や「めったに〜ない」など、通常よりソフトな否定を表すために準否定語を用います。

まず、量が「ほとんどない」ということを表すfewとlittleについて解説します。

fewとlittleは両方とも「ほとんどない」同じ意味ですが、fewは数えられる名詞に、littleは数えられない名詞に付けます。

また、notはbe動詞、助動詞、doなどの後ろに置きまますが、fewとlittleは以下のように対象となる名詞の前に置きます。

上の例文では「人々」、下の例文では「生徒」がほとんどいないので、fewはpeopleとstudentsに付いています。

There are few people in the room.
「その部屋には、ほとんど人がいません。」

Few students came to school yesterday.
昨日学校へ来た生徒は、ほとんどいませんでした。」

この文は直訳すると「ほとんどいない生徒が、昨日学校へ来ました。」となりますが、日本語的に不自然なため上の例文のように訳します。

littleの場合も同じです。

上の例文では「水」、下の例文では「ワイン」がほとんどいないので、littleはwaterとwineに付いています。

There is little water in the bottle.
「その瓶の中には、ほとんど水はありません。」

数えられない名詞を用いる時は単数扱いになるので、be動詞はisを用いることに注意しましょう。

We drank little wine at the party.
「私達は、パーティーでほとんどワインを飲みませんでした。」

この文は直訳すると「私達は、パーティーでほとんどないワインを飲みました。」となりますが、日本語的に不自然なため上の例文のように訳します。

fewとlittleは量が「ほとんどない」ということを表すのでThere is(are) 〜 「〜がいる(ある)」と一緒によく用いられます。

また、以下のようにfewとlittleにaを付けたa fewとa littleは「少しいる(ある)」という意味になるので注意しましょう。

There are a few people in the room. 「その部屋には、少し人がいます。」

There is a little water in the bottle. 「その瓶の中には、少し水があります。」
程度と頻度の準否定語を用いた否定文ついて解説します。

通常の否定「〜ない」や「〜しない」という時には、以下のようにbe動詞や助動詞の後ろにnotを付けたり、一般動詞の前にdon't(do not)などを付けました。

He isn't(is not) a doctor. 「彼は、医者ではない。」

I don't play tennis. 「私は、テニスをしません。」

これに対し「ほとんど〜ない」や「めったに〜ない」など、通常よりソフトな否定を表すために準否定語を用います。

まず、程度の準否定語を用いた否定文について解説します。

以下は通常の否定文です。

I can't understand it. 「私は、それを理解できません。」

この否定文だと、理解できる部分はないということになります。

これに対し、少し理解できる部分もあるけれども「ほとんど理解できない」と言いたい場合があります。

これは理解の「程度」を表し、「ほとんど〜ない」となるので順否定語はhardlyまたはscarcelyを用います。

先ほどの否定文を「私はほとんど理解できません。」という例文に書き換えると以下のようになります。

I can hardly(scarcely) understand it. 「私はほとんど理解できません。」

hardlyとscarcelyは、notやdon'tと同じ位置に起きます。

以下は一般動詞の場合です。

I hardly(scarcely) knew her.
「私は、彼女のことをほとんど知りませんでした。」

次に、頻度の準否定語を用いた否定文について解説します。

以下は通常の否定文です。

He doesn't watch TV. 「彼は、テレビをみません。」

この否定文だと、彼はテレビを全く観ないということになります。

これに対し、全くテレビを観ないというわけではなく、「めったに観ない」と言いたい場合があります。

これは観るという動作の「頻度」を表し、「めったに〜ない」という意味を持つ準否定語seldomまたはrarelyを用います。

先ほどの否定文を「彼は、テレビをめったに観ません。」という文に書き換えると以下のようになります。

He seldom(rarely) watches TV. 「彼は、テレビをめったに観ません。」

seldomとrarelyは、notやdon'tと同じ位置に置きます。

ただし、上の例文のようにseldomやrarelyの後ろは原形ではなく、主語が三人称単数なのでwatchesとesが付いていることに注意しましょう。

以下はbe動詞の場合です。

I am seldom(rarely) absent from school.
「私は、めったに学校をやすみません。」
完全否定と部分否定には何パターンかありますが、ここではnot anyとnot everyについて解説します。

not+anyは完全否定で「全く〜ない」、not+everyは部分否定で「全て〜という訳ではない」という意味になります。

以下の完全否定と部分否定の例文をみてみましょう。

<完全否定>
I do not(don't) know anything about it.
「私は、それについて全く知りません。」

<部分否定>
I do not(don't) know everything about it.
「私は、それについて全て知っているという訳ではありません。」

これは暗記してしまえばよいのですが、私達はeveryを「全て」と覚えているのでnot+everyの方を「全て〜ない」と訳してしまいがちです。

not+everyは、全てではないけどある程度は〜であるという意味になるので注意しましょう。

また、上の完全否定の文は以下のように書くこともできます。

I know nothing about it. 「私は、それについて全く知りません。」

nothingは「何もない」という否定を含んだ意味を持っているので、否定文にする時にknowを否定する必要はありません。

また、この文を直訳すると「私は、それについて何もないものを知っている。」となりますが日本語として不自然なので上のように意訳します。

anything, everything, nothingは物事の時に用います。

これに対し、人の時は以下のようにanyone, everyone, no one、またはanybody, everybody, nobodyを用います。

<完全否定>
I do not(don't) know anyone(anybody) here.
「私は、ここにいる人を誰も知りません。」

<部分否定>
I do not(don't) know everyone(everybody) here.
「私は、ここにいる人全員を知っているという訳ではありません。」

これは暗記してしまえばよいのですが、私達はeveryを「全て」と覚えているのでnot+everyの方を「全て〜ない」と訳してしまいがちです。

not+everyは、全てではないけどある程度)は〜であるという意味になるので注意しましょう。

この部分否定の文は、all「全て」を用いて以下のように書くこともできます。

I do not(don't) know all people here.
「私は、ここにいる人全員を知っているという訳ではありません。」

ただ、allの場合は後ろに名詞の複数形がきます。逆に、everyは後ろに名詞の単数形がくるので注意しましょう。

everyday「毎日」、everyone「みんな」などはeverydays、everyonesとeveryの後にくる名詞を複数形にしませんよね。

everyは一人一人や一つ一つをみていくという意味合いが強いため後ろに単数形がくるようです。

上の完全否定の文は以下のように書くこともできます。

I know no one(nobody) here.
「私は、ここにいる人を誰も知りません。」

no one(nobody)は「誰も〜ない」という否定を含んだ意味を持っているので、否定文にする時にknowを否定する必要はありません。

not + any = noと覚えておきましょう。

上の例文でno oneやnobodyは目的語として用いられていますが、どちらかというと以下のように主語として用いられることが多いような気がします。

No one(Nobody) came here yesterday.
「昨日、誰もここへ来ませんでした。」

以下のようにanyやeveryが主語になる文もあります。

Anyone didn't see her. 「誰も彼女を見ませんでした。」

Everyone didn't see her. 「みんなが彼女を見たわけではありません。」
完全否定のnever「決して〜ない」と部分否定のnot+always「いつも〜という訳ではない」について解説します。

以下の例文をみてみましょう。

<完全否定>
He never speaks English.
「彼は、決して英語を話しません。」

<部分否定>
He does not(doesn't) speak English.
「彼は、いつも英語話すという訳ではありません。」

上の完全否定の文は、彼は絶対に英語を話さないということを表しています。

neverの後ろにくる動詞は原形ではなく主語や時制の影響を受けるので、この文では現在形で主語が三人称単数なのでspeaksと最後にsを付けます。

過去のことならneverの後ろにくる動詞を過去形にします。

これに対し下の部分否定の文は普段英語を話すけどいつもではないとnotはalways「いつも」を否定しています。

暗記してしまえばよいのですが、私達はnot+alwaysの方を「いつも〜ない」と完全否定のように訳してしまいがちなので注意が必要です。

not+alwaysと似た部分否定の表現not+necessarily「必ず〜という訳ではない」も覚えておきましょう。以下は例文です。

<部分否定>
He does not(doesn't) necessarily eat rice.
「彼は、必ずお米を食べるという訳ではありません。」

not+necessarilyを「決して〜ない(必ず〜ないは日本語的に不自然)」と完全否定として訳さないように気をつけましょう。
完全否定のnot+either「両方とも〜ない」と部分否定のnot+both「両方とも〜という訳ではない」について解説します。

以下の例文をみてみましょう。

<完全否定>
I do not(don't) like either of them.
「私は、それらの両方とも好きではない。」

<部分否定>
I do not(don't) like both of them.
「私は、それらの両方とも好きという訳ではない。」

完全否定の文は、2つのうち両方とも好きではないということを表しています。

これに対し、下の部分否定の文は2つのうち片方は好きで、もう片方は好きでないという意味になります。

暗記してしまえばよいのですが、私達はnot+bothの方を「両方とも〜ない」と完全否定のように訳してしまいがちなので注意が必要しましょう。

以下のように、not+eitherはneitherに置き換えることができます。

I like neither of them.
「私は、それらの両方とも好きではない。」

neitherはeitherにnotが付いたもので、否定の意味を含んでおり動詞likeを否定する必要はありません。

また、「AとBの両方とも〜」と2つのものを具体的に示す時にはeither A or B、both A and B、neither A nor Bを用います。以下は例文です。

<完全否定>
I do not(don't) like either dogs or cats.
I like neither dogs nor cats. 「私は、犬と猫の両方とも好きではない。」

neitherを用いる時には、orではなくnorを用いるので注意しましょう。

<部分否定>
I do not(don't) like both dogs and cats.
「私は、犬と猫の両方とも好きという訳ではない。」
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