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最上級の基礎と注意すべき形

最上級を用いた表現の基礎について解説します。

最上級の形と意味について解説していきます。

最上級の形は「the + 形容詞や副詞の最上級 + in(of) … 」で、意味は「…の中で1番(最も)〜」です。

形容詞や副詞の最上級とは、tallestのように形容詞や副詞の最後にestを付けたものです。

ただ、比較級を作る時と同様に単純にestを付ければ最上級になるというものばかりではありません。

多くの形容詞や副詞はestを付けて最上級になりますが、例外もあります。

語尾がeで終わるものは、stのみ付けます。

例)wise「賢い」 → wisest

語尾が子音 + yのものはyをiに変えてestを付けます。

例)easy「簡単な」 → easiest

語尾が単母音(母音1つ) + 子音のものは子音を重ねてerを付けます。

例)hot「熱い」 → hottest

通常のものに加え、この3パターンは覚えておきましょう。

次に、「…の中で」を表すinとofの使い分けですが、1つの場所やグループの中でという時にはinを、複数の中でという時にはofを用います。

それでは、以下の最上級の例文をみてみましょう。

Ken is the tallest in his class. 「ケンは、クラスの中で一番背が高い。」

最上級の前にtheを付けることを忘れないようにしましょう。

クラスは1つのグループ(または場所)なので、inを用います。

以下のように「5人の中で」という場合、複数なのでofを用います。

Ken is the tallest of the five. 「ケンは、5人の中で一番背が高い。」

以上は形容詞の場合です。

次に、副詞の最上級を用いた例文をみてみましょう。

He can run the fastest of all.
「彼は、みんなの中で一番速く走ることができる。」

fast「速く」は動詞runを修飾している副詞です。

ここで1つ注意が必要で、副詞の最上級の前にあるtheは省略して以下のように書くこともできます。

He can run fastest of all.

また、この文ではall「みんな」は複数を表すのでinではなくofを用います。

ここまでに解説したように、通常最上級は形容詞や副詞にestを付けますが、長い形容詞や副詞の場合は前にmostを付けて最上級を作ります。

以下の例文をみてみましょう。

This flower is the most buautiful of the five flowers.
「この花は、その5本の花の中で一番美しい。」

buautifulは長い形容詞なので、最後にestを付けるのではなく前にmost付けて最上級にします。

ただ、長いとはどの位長さなのか?についてですが、厳密には3音節以上の語全てと2音節以上のほとんどの語、そしてlyで終わる副詞です。

音節とは、辞書などで以下のようにハイフンで区切られているものです。

beau-ti-ful

ただ、単語を覚えるだけでも大変なのに音節の数まで覚えられませんよね。

よって、mostを付ける形容詞や副詞でよく用いられるものは数多くないので出てきたものを覚えていけば大丈夫です。

よく用いられる形容詞と副詞を以下に少しあげておきます。

difficult「難しい」、important「重要な」、popular「人気のある」、slowly「ゆっくりと」、quickly「すばやく」などです。

最後の2つのようにlyで終わる副詞の多くはmostを付けて最上級にします。

例外)early「早く」 → earliest

次に、「飛びぬけて一番〜」と最上級の文を強める場合を考えてみます。

最上級を強める場合には、the + 最上級の前に「飛びぬけて」を表すby farまたはmuchを置いて以下のようになります。

Ken is by far[much] the tallest in his class.
「ケンは、クラスの中で飛びぬけて一番背が高い。」

また、「二番目に〜」、「三番目に〜」と言いたい時は、theと最上級の間にsecond、thirdを置いて以下のようになります。

Ken is the second tallest in his class.
「ケンは、クラスの中で二番目に背が高い。」

He can swim the third fastest of all students.
「彼は、全ての生徒の中で三番目に早く泳ぐことができる。」


最上級の慣用表現について解説します。

以下の慣用表現は、熟語のように覚えておきましょう。

1.make the use of 〜「〜を最もよく(最大限に)利用する」

Make the use of this chance.
「このチャンスを最大限に利用しなさい。」

2.for the most part 「大部分は」

I know that for the most part.
「私は、それについて大部分は分かっています。」

3.most of all 「とりわけ」

Most of all, he is a lier.
「とりわけ、彼は嘘つきだということだ。」

4.at (the) least 「すくなくとも」

There were at least 100 people in the room.
「少なくともその部屋には、100人の人がいた。」

5.at (the) earliest 「早くとも」

I will finish the work at noon at earliest.
「私がその仕事を終えるのは、早くても正午になるだろう。」

6.at last 「ついに」

At last, she became a singer.
「ついに、彼女は歌手になりました。」

7.do one's best 「最善を尽くす」

Do your best. 「最善をつくしなさい。」


比較級と最上級が不規則に変化する副詞と形容詞について解説します。

形容詞や副詞の中には、erやest、moreやmostを付けるのではなく、不規則に変化して比較級や最上級になるものがあります。

ここで解説する形容詞と副詞は、比較級と最上級を暗記しておきましょう。

1.good「よい」, well「上手に」 → better(比較級), best(最上級)

This pen is better than that one.
このペンは、あのペンよりいい。」

He can speak English better than I.
「彼は、私より上手に英語を話すことができる。」

2.bad「悪い」, ill「病気の」 → worse(比較級), worst(最上級)

His manner is worse than his brother's.
「彼のマナーは、彼の弟より悪い。」

3.many, much「たくさんの」 → more(比較級), most(最上級)

I have more books than he has. 「私は、彼よりたくさんの本を持っている。」

4.little「少ない」 → less(比較級), least(最上級)

There were less people in this room than in that room.
「この部屋には、あの部屋より少ない人がいた。」
「この部屋にいる人の数は、あの部屋より少なかった。」

以下の2つは、不規則に変化する形容詞や副詞の中で2通りの変化があるものです。

5.far「遠い」「遠く」

[距離] → farther(比較級), farthest(最上級)
[程度] → further(比較級), furthest(最上級)

This park is farther from my house than that one.
「この公園は、あの公園より私の家から遠い。」

Ken's house is the farthest from here.
「ケンの家がここから一番遠い。」

Let's stop dicussing it further.
「これ以上、それについて議論するのは止めましょう。」(程度)

6.late「遅い」「遅く」

[時間] → later(比較級), latest(最上級)
[順序] → latter(比較級), last(最上級)

I arrived there later than my grilfriend.
「私は、彼女より遅くそこへ到着した。」

He finished working (the) last in my office.
彼は、私の事務所で一番遅く仕事を終えた。」


theを付けてはいけない最上級について解説します。

通常、最上級を文中で用いる場合には、以下のように形容詞や副詞の最上級の前にtheを付けます。

This lake is the deepest of the five. 「この湖は、5つの中で一番深い。」

次に、以下の最上級を用いた文をみてみましょう。

This point is deepest in this lake.
「この湖の中で、このポイントが一番深い。」

今度は、最上級deepestの前にtheが付いていません。

複数の中で「一番」という時は最上級にtheを付けますが、1人の人や1つの物の中での性質で「一番」という時にはtheを付けません。

This lake is the deepest of the five.

まず、この文では5つの湖の中でと複数の中で「一番深い」ということを表しているので、最上級にtheを付けます。

This point is deepest in this lake.

それに対し、この文では1つの池の中での深さという性質を比べ、ある地点が「一番深い」ということを表しているので最上級にtheを付けてはいけません。

これは、慣用表現を除いた最上級の表現で唯一theを付けない表現なので覚えておきましょう。

以下のように、副詞の最上級の前のtheは省略可能であって付けてはいけないということはありません。

He can swim (the) fastest in our class.
「彼は、私達のクラスで一番速く泳ぐことができます。」


(a) most + 形容詞の原級 + 名詞について解説します。

通常、difficultなどの長い形容詞や副詞の最上級を作る時にmostを形容詞や最上級の前に置きます。

そして、文中で最上級を用いる時は、通常以下のようにtheを最上級の前に置きます。

This is the most difficult English book of all.
「これは、全ての中で一番難しい英語の本です。」

ところが、mostは「(a) most + 形容詞の原級 + 名詞」という形で用いられる時、veryと同じ「とても」という意味になります。

This is a most difficult English book.
「これは、とても難しい英語の本です。」

この場合、English bookは単数なのでmostの前にaが付きます。

mostには、他に「ほとんどの」という意味もあります。

Most people in our town joined the party.
「私達の町のほとんどの人々は、そのパーティーに参加した。」

最上級を勉強すると、mostはいつも「一番〜」という意味であると勘違いしやすいので注意しましょう。


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