不定詞の重要表現
too 〜 to … 構文の意味は、「あまりに(大変)〜なので…できない」です。
以下のtoo 〜 to … 構文を用いた例をみてみましょう。
I am too tired to walk. 「私は、大変疲れているので歩けません。」
The box was too heavy to carry. 「その箱は、あまりに重くて運べなかった。」
このように、tooの後ろには形容詞や副詞、toの後ろには動詞の原形(この部分は不定詞)が置かれます。
ここで、2つ目の例文についてもう少し考えてみましょう。
2つ目のtoo to構文では、誰がその箱を運べないのかが分かりません。
to carryの動作主(誰にとって運べないのか)を表したい場合は、以前解説した不定詞の意味上の主語を用います。
不定詞の意味上の主語は、不定詞のtoの前に「for + (代)名詞の目的格」を置いて表します。
以下のtoo to構文に意味上の主語を加えてみましょう。
The box was too heavy to carry. 「その箱は、あまりに重くて運べなかった。」
というtoo to構文で、「私にとって」その箱が重すぎて運べなかったということを表す場合は、for meを不定詞のtoの前に置いて以下のようになります。
The box was too heavy for me to carry.
「その箱は、私にとってあまりに重くて運べなかった。」
〜 enough to … 構文の意味は、「…するほど(十分)〜だ」または「…してくれるとは〜だ」です。
以下の〜 enough to … 構文を用いた例をみてみましょう。
He is kind enough to help me.
「彼は、私を助けてくれるとは親切(な人)だ。」
The box is small enough to carry.
「その箱は、運べるほど(十分)小さい。」
使い方は、enoughの前には形容詞や副詞、toの後ろには動詞の原形(この部分は不定詞)が置かれます。
ここで、2つ目の文についてもう少し考えてみましょう。
2つ目のenough to構文では、誰がその箱を運べのるか分かりません。
to carryの動作主(誰が運ぶことができるのか)を表したい場合は以前解説した不定詞の意味上の主語を用います。
不定詞の意味上の主語は、不定詞のtoの前に「for + (代)名詞の目的格」を置いて表します。
以下のenough to構文に意味上の主語を加えてみましょう。
The box is small enough to carry. 「その箱は、運べるほど(十分)小さい。」
この〜 enough to … 構文で、「私の息子が」運ぶことができるということを表したい場合は、for my sonを不定詞のtoの前に置いて以下のようになります。
The box is small enough for my son to carry.
「その箱は、私の息子が運べるほど(十分)小さい。」
〜 enough to … 構文で意味上の主語を置く位置は、enoughとtoの間です。間違えやすいので注意しましょう。
so 〜 that … 構文の意味は、「あまりに(大変)〜なので…」です。
so 〜 that … 構文の〜には形容詞や副詞、…の部分にはthatは接続詞なので節(1つの主語と動詞の組からなる文)がきます。
そして、so 〜 that … 構文の…の部分にcan't「〜できない」やcouldn't「〜できなかった」が用いられているとtoo 〜 to … 構文と同じ意味になります。
では、まず以下のso 〜 that … 構文をみてみましょう。
I am so tired that I can't walk. 「私は、大変疲れているので歩けません。」
この文をtoo 〜 to … 構文に書き換えると、以下のようになります。
I am too tired to walk. 「私は、大変疲れているので歩けません。」
so「大変」をtooに変え、that I can't walk.「(私は)歩くことができない」という節の部分をto walkという不定詞に変えます。
もう1つ、以下のように主節の主語(The box)とthat節の主語(I)が異なるso 〜 that … 構文をtoo 〜 to … 構文に書き換えてみましょう。
The box was so heavy that I couln't carry it.
「その箱はあまりに重くて、私はそれを運べませんでした。」
この文をtoo 〜 to … 構文に書き換える場合、主節の主語The boxと異なるためthat節の主語Iを消すことはできません。
よって、以下のように不定詞to carryの前に意味上の主語for meを置きます。
The box was too heavy for me to carry.
「その箱は、あまりに重くて私には運べなかった。」
この文では、so「大変」をtooに変え、that I couldn't carry it.「私には運べなかった」という節をfor me to carryと不定詞を用いた表現に変えます。
逆に、too 〜 to … 構文に意味上の主語が付いている場合は、so 〜 that … 構文で主節の主語とthat節の主語が変わります。
また、不定詞to 〜 をthat節に書き換える時、I couldn't carry it.のようにit「それ(この場合箱を指します)」を動詞の目的語として置かなければなりません。
too 〜 to … 構文をso 〜 that … 構文に書き変える時、とthat節中にはcan't「…できない」かcouldn't「…できなかった」が必ず用いられます。
次に、so 〜 that … 構文の…の部分に肯定文「〜する」や「〜できる」が用いられていると 〜 enough to … 構文と同じ意味になります。
では、まず以下のso 〜 that … 構文をみてみましょう。
He is so kind that he helps me.
「彼は、大変親切なので私を助けてくれます。」
このso 〜 that … 構文は…の部分に肯定文が用いられており、「彼は、私を助けてくれるとは親切(な人)だ。」と同じ意味です。
よって、以下のように 〜 enough to … 構文に書き換えることができます。
He is kind enough to help me.
「彼は、私を助けてくれるとは親切(な人)だ。」
soをenough「十分」に変えkind enoughとenough形容詞の後ろに置きます。so kindがkind enoughと並び順が変わるので注意しましょう。
もう1つ、以下のように主節の主語(The book)とthat節の主語(I)が異なるso 〜 that … 構文を 〜 enough to … 構文に書き換えてみましょう。
The book is so easy that I can read it.
「その英語の本は、私が読めるほど簡単です。」
「その本は大変簡単なので、私は読むことができます。」
この文を 〜 enough to … 構文に書き換える場合、主節の主語The bookと異なるためthat節の主語Iを消すことはできません。
よって、以下のように不定詞to readの前に意味上の主語for meを置きます。
The book is easy enough for me to read.
「その英語の本は、私が読めるほど簡単です。」
so easyをeasy enoughとし、that I can read it.「私は読むことができる」という節をfor me to read不定詞を用いた表現に変えます。
逆に、〜 enough to … 構文に意味上の主語が付いている場合は、so 〜 that … 構文で主節の主語とthat節の主語が変わります。
また、不定詞to 〜 をthat節に書き換える時、I can read itのようにit「それ(この場合本を指します)」を動詞の目的語として置かなければなりません。
〜 enough to … 構文をso 〜 that … 構文に書き変える時、to … は「…する」や「…できる」と肯定の意味になるのでthat節中は必ず肯定文となります。
まず、以下の文をみてみましょう。
I got up early in order to study. 「私は、勉強するために早く起きた。」
in order to 〜 は「〜するために」という意味です。また、to 〜 の部分は不定詞なので、toの後ろに動詞の原形を置きます。
上の例文のin order to study「勉強するために」の部分は、早く起きた(got up early)目的を表しています。
ここで、不定詞の3用法を思い出してみましょう。
不定詞の形は「to + 動詞の原形」と1つですが、意味は以下のように名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法の3つがあります。
1.名詞的用法 「〜すること」
2.形容詞的用法 「〜するための」「〜すべき」
3.副詞的用法 「〜するために」「〜して」
これから分かる通り、不定詞の副詞的用法にもin order to 〜と同じ「〜するために」という目的の意味があります。
よって、最初のin order to 〜 を用いた例文は、以下のように、不定詞「to + 動詞の原形」を用いても同じ意味になります。
I got up early to study. 「私は、勉強するために早く起きた。」
ただし、全く同じという訳ではなく、in order to 〜 を用いるとより目的をはっきり表すことになります。
よって、to study.よりin order to study.の方が、早く起きた目的は「勉強するため」であるということを強調していることになります。
独立不定詞とタイトルを聞くと、難しそうだな?とかしこまってしまいますが、難しくはありません。独立不定詞は、不定詞を含む熟語表現のようなものです。
独立不定詞には、以下のようなものがあります。
so to speak「いわば」
to be sure「確かに」
to tell the truth「実を言うと」
to begin[start] with 「まず初めに」
これらは、文章全体を修飾する不定詞句です。
句とは複数の単語がセットで1つの意味を表すものです。
例えば、以下の文のto see him「彼に会うために」という部分は3つの単語がセットで1つの意味を持っています。
I went to London to see him. 「私は、彼に会うためにロンドンに行きました。」
よって、to see himは句で、不定詞を含む句なので不定詞句となります。
また、役割からみると、この部分は「何のために」ロンドンに「行った」のかと、動詞を修飾しているので副詞の役割をしている句で、副詞句と呼ばれます。
不定詞句や副詞句という言葉は、こんなものもあるんだなあという程度に覚えておいて頂ければ大丈夫です。
ここで独立不定詞用いた以下の例文をみてみましょう。
To be sure, he is telling the truth. 「確かに、彼は真実を言っています。」
独立不定詞To be sureは、後ろのhe is telling the truth「彼は真実を言っています」という文全体にかかっており、文章全体を修飾する句となります。
独立不定詞は先ほどの文のように文頭に置き、後ろに続く文に意味を付け加えます。
他の独立不定詞を用いた例文もみてみましょう。
So to speak, he is a lier. 「いわば、彼は嘘つきです。」
To tell the truth, I love her. 「実を言うと、私は彼女のことを愛しています。」
To begin[start] with, we shuld do it 「まず初めに、私達はそれするべきだ。」
独立不定詞は、文章全体を修飾する句ですが、あまり深く考えすぎず熟語表現だと思って、まず形と意味、そして使い方をしっかり覚えておきましょう。
不定詞の慣用表現について解説します。
不定詞を含む慣用表現には、以下のようなものがあります。
seem[appear] to 〜 「〜のように見える」「〜のようだ」
happen to 〜 「たまたま〜する」
come[get] to 〜 「〜するようになる」
learn to 〜 「〜できるようになる」
これらの表現のto 〜 は不定詞なので、〜の部分には動詞の原形がきます。
1つずつ例文をみながら使い方を確認していきましょう。
不定詞の慣用表現1.seem[appear] to 〜 「〜のように見える」「〜のようだ」
She seems[apears] to be sick. 「彼女は、病気のようだ。」
不定詞の慣用表現2.happen to 〜 「たまたま(偶然)〜する」
I happened to go there last week. 「先週、私は偶然そこへ行きました。」
不定詞の慣用表現3.come[get] to 〜 「〜するようになる」
He came[got] to have breakfast. 「彼は、朝食を食べるようになった。」
不定詞の慣用表現4.learn to 〜 「〜できるようになる」
The baby learned to walk. 「その赤ちゃんは、歩けるようになった。」
不定詞の慣用表現は熟語のように、形と意味しっかり覚えておきましょう。
be動詞 + 不定詞について解説します。
「be動詞 + 不定詞」とは、例えばis to goなどのようにbe動詞の後ろにto + 動詞の原形が置かれている形です。
そして、この「be動詞 + 不定詞」という形は5つの意味を持ちます。この5つの意味を、1つずつ例文をみながら確認していきましょう。
1.予定 「〜する予定です」「〜することになっている」
She is to arrive at Tokyo today. 「彼女は、今日東京に到着する予定です。」
is to arriveの部分が「be動詞 + 不定詞」の形になっており、この場合は「予定」の意味になります。
そして、これは未来の予定なので、未来を表すbe going toを用いた以下の文と同じ意味になります。
She is going to arrive at Tokyo today.
また、以下のようにbe動詞の過去形を用いると、「過去のある時点からみた未来の予定」を表すことができます。
The train was to leave last night.
「その列車は、昨夜出発する予定だった。」
この文も、be going toを用いた文と同じ意味になります。
The train was going to leave last night.
2.義務 「〜すべきだ」
You are to work hard. 「あなたは、一生懸命働くべきだ。」
are to workの部分が「be動詞 + 不定詞」の形になっており、この場合は「義務」の意味になります。
この文は、「〜すべきだ」という義務の意味を持つ助動詞shouldを用いた以下の文と同じ意味になります。
You should work hard.
3.可能 「〜できる」
He is to speak English well. 「彼は、上手に英語を話すことができる。」
is to speakの部分が「be動詞 + 不定詞」の形になっており、この場合は「可能」の意味になります。
この文は、「〜できる」という可能の意味を持つ助動詞canを用いた以下の文と同じ意味になります。
He can speak English well.
以下のように、be動詞の過去形を用いて過去のことを表すこともできます。
They were to pass the exam. 「彼らは、その試験に合格することができた。」
この文は、canの過去形couldを用いた文と同じ意味になります。
They could pass the exam.
4.運命 「〜する運命である」
He is never to see her again. 「彼は、もう1度彼女に会えない運命である。」
is to seeの部分が「be動詞 + 不定詞」の形になっており、この場合は「運命」の意味になります。
never「決して〜ない」を伴うと運命の意味になることが多く、文の意味は「〜しない運命である」となります。
5.意図 「〜するつもり」
If you are to succeed, work hard.
「もし成功するつもりならば、一生懸命働きなさい。」
are to succeedの部分が「be動詞 + 不定詞」の形になっており、この場合は「意図」の意味になります。
if「もし〜ならば」という接続詞の後にくる文中で「be動詞 + 不定詞」は意図の意味になり、文の意味は「もし〜するつもりなら」となります。



