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不定詞の名詞的用法の表現

疑問詞 + 不定詞について解説します。

疑問詞とは、what「何」、when「いつ」、where「どこ」、 how「どのように」、which「どちら」などです。

そして、疑問詞 + 不定詞は、これら疑問詞の後ろにto + 動詞の原形ををおいた、what to buyやwhen to startなどです。

そして、文中で主語、補語、動詞の目的語になります。

疑問詞 + 不定詞の形と意味を1つずつ確認していきましょう。

1.what + 不定詞 「何を〜すればいいか」「何を〜すべきか」

例えば、疑問詞 + 不定詞のwhat to buyは「何を買えばいいか」や「何を買うべきか」という意味になり、以下の文では主語として用いられます。

What to buy isn't important. 「何を買うべきかは、重要ではありません。」

2.when + 不定詞 「いつ〜すればいいか」「いつ〜べきか」

例えば、疑問詞 + 不定詞のwhen to startは「いつ始めればいいか」や「いつ始めるべきか」という意味になり、以下の文では補語として用いられています。

The subject is when to start. 「議題は、いつ始めるべきかということです。」

3.where + 不定詞 「どこへ(で)〜すればいいか」「どこへ(で)〜すべきか」

例えば、疑問詞 + 不定詞のwhere to goは「どこへ行けばいいか」や「どこへ行くべきか」という意味になり、以下の文では目的語として用いられています。

I don't know know where to go 「私は、どこへ行けばいいのか知りません。」

4.how + 不定詞「どのように〜すればいいか」「〜する方法」

例えば、疑問詞 + 不定詞のhow to swimで「泳ぐ方法(泳ぎ方)」という意味になり、以下の文では目的語として用いられています。

Will you tell me how to swim? 「私に泳ぎ方を教えてくれませんか。」

5.which (名詞) + 不定詞 「どちら(の…)を〜すればいいか」

例えば、疑問詞 + 不定詞のwhich to choseで「どちらを選んだらいいか」という意味になり、以下の文では動詞の目的語として用いられています。

I'm thinking which to chose.
「私は、どちらを選んだらいいか考えています。」

which car to buyで「どちらの車を買えばいいか」というように、whichの場合は後ろに名詞がくる場合もあるので注意しましょう。

ちなみに、「疑問詞 + 不定詞」は、「〜すること」という意味ではありませんが名詞的用法です。


SVO[主語 + 動詞 + 目的語] + to不定詞について解説します。

まず、以下の文をみてみましょう。

She told you to go there. 「彼女は、彼にそこへ行くように言いました。」

この文で、主語(S)はShe、動詞(V)はtold、目的語(O)はyou、そしてその後ろに不定詞のto goが置かれています。

「SVO[主語 + 動詞 + 目的語] + 不定詞」という形で、「SはOに〜するように…」という意味になります。

O(目的語)には、人が置かれることがほとんどです。

to goという不定詞の部分は「行くこと」という名詞的用法です。

しかし、「彼女は、彼にそこへ行くことを言った。」だと不自然なので「〜すること」を「〜するように」と言い換えます。

また、この形を作る動詞はtell「言う」の他にask「頼む」、want「欲しい」、advise「忠告する」、allow「許す」などがあります。多くないので覚えておきましょう。

以下に、これらの動詞を用いた例文をあげます。

・ask + 目的語(人) + 不定詞 「目的語(人)に〜するように頼む」

I asked him to help me. 「私は、彼に私を手伝うように頼みました。」

・want + 目的語(人) + 不定詞 「目的語(人)に〜して欲しい」

I want you to read this book. 「私は、あなたにこの本を読んで欲しい。」

I want to read this book.だと「私はこの本を読みたい。」

というように、want to「〜したい」を用いると「私」が読むという意味になりますが、want you toだと「あなた」が読むという意味になります。

・advise + 目的語(人) + 不定詞 「目的語(人)に〜するように忠告する」

He advised me to study hard.
「彼は、私に一生懸命勉強するように忠告した。」

・allow + 目的語(人) + 不定詞 「目的語(人)が〜するのを許す」

My mogher allowed me to go out.
「母は、私が外出するのを許してくれた。」


形式主語itを用いた文について解説します。

まず、以下の例文をみてみましょう。

To swim in this river is dangerous. 「この川で泳ぐことは、危険です。」

この文の主語は、不定詞の名詞的用法to swim「泳ぐこと」です。

しかし、この文では主語が長いのでdangerous「危険な」という一番言いたいこと(結論)が最後にきています。

英語ではこのような言い方はせず、言いたいこと(結論)を先に持ってくるので、長い主語は形式主語(仮主語)のitに置き換えて以下のように書きます。

It is dangerous to swim in this river. 「この川で泳ぐことは、危険です。」

また、本当の主語(真主語)のto swim in this riverは文の最後に置きます。

このように、英語は一番言いたいことや結論をできるだけ先に伝えるという文の構造をとり、そのために形式主語のitを用います。

逆に日本人は、理由や事例を先に述べて最後に結論を伝えます。文の構造もそれにあわせた形になっています。

形式主語itは長い真主語を文の後ろに持っていくために形式的に用いるだけで、日本語に訳さないので注意しましょう。

形式主語(it)や真主語という言葉が出てきましたが、まずIt is … to 〜 という文の形で「〜することは…です。」という意味になることを覚えておきましょう。


不定詞の意味上の主語(for Aとof A)について解説します。

まず、以下の形式主語itを用いた例文をみてみましょう。

It is dangerous to swim in this river. 「この川で泳ぐことは、危険です。」

この文で、例えば「私達にとって」泳ぐことが危険だということを言いたい時には、以下のようにfor us「for + [代]名詞の目的格」を不定詞の前に置きます。

It is dangerous for us to swim in this river.
「私達にとって、この川で泳ぐことは危険です。」

for us「私達にとって」は、不定詞to swim「泳ぐこと」という動作の主語を表しており(「私達」が「泳ぐ」という関係)、不定詞の意味上の主語と呼ばれます。

「子供達にとって」泳ぐことが危険であると言いたい時は、意味上の主語for childrenを不定詞to swimの前に置いて以下のようになります。

It is dangerous for children to swim in this river.
「子供達にとって、この川で泳ぐことは危険です。」

childrenは、目的格も形は同じなのでforの後ろにそのままの形で置きます。

形式主語と意味上の主語(for A)を用いた文の形は「It is … for (代)名詞の目的格 to 〜 」、意味は「○にとって〜することは…です。」となります。

意味上の主語という言葉が出てきましたが、不定詞の動作主は「for + (代)名詞の目的格」を不定詞の前に置くことをまず覚えておきましょう。

通常、不定詞の意味上の主語は「for + [代]名詞の目的格」とforを用いて表しますが、「of + [代]名詞の目的格」で表す場合があります。

それは、形式主語itを用いたit is … to 〜 という文で…の部分に人の性質を現す形容詞kind「親切な」などが置かれている場合です。

以下の例文をみてみましょう。

It is kind of you to help me. 「私を助けてくれるとは、あなたは親切です。」

この文では、it isの後ろにkind「親切な」という人の性質を表す形容詞が置かれているので、to helpの意味上の主語はforではなくofを用いて表します。

人の性質を現す形容詞は他に以下のようなものがあります。

そして、これらの形容詞がIt is … to 〜 構文の…の部分に置かれている場合は、不定詞の意味上の主語は「of + [代]名詞の目的格」で表します。

・careless「不注意な」It was careless of him to forget it.
「それを忘れるとは、彼は不注意だった。」

・wise「賢い」、clever「頭がいい」

It is wise of him to solve the question.

「その問題が解けるとは、彼は賢い。」

・brave「勇敢な」

It was brave of him to fight them. 「彼らと戦うとは、彼は勇敢でした。」

形式主語と意味上の主語(of A)を用いた文は「it is … of [代]名詞の目的格 to 〜 」という文の形で、「〜するとは、○は…です。」という意味になります。


形式目的語itを用いた文について解説します。

目的語とは動詞(動作)の目的を表し、文中で動詞の後ろに置かれ日本語で「〜を」や「〜に」にあたるものです。

例えば、以下の文でa bookはfound「見つけた」に対し「何を」にあたり、foundの目的語となっています。

I found a book. 「私は、本を見つけた。」

foundはfind「見つける、気づく」の過去形ですが、以下のようにfindは「OがCだと気づく」という文も作ります。

I found the english book easy.
「私は、その英語の本が簡単だと気づいた。」

この文で、the english bookは目的語で、easyはthe english bookという目的語を説明する補語(目的格補語)です。

目的格補語とは第5文型[SVOC]のC(補語)にあたるもので、動詞の後ろにあるO(目的語)を説明します。

そして、以下のように目的語に不定詞が置かれることがあります。

I found to read the english book easy.
「私は、その英語の本を読むことが簡単だと気づいた。」

この文では目的語がto read the english bookと長く、easy「簡単な」という結論が最後に置かれています。

形式主語itのところでも解説しましたが、英語はeasyという結論をできるだけ先に述べる構造をとり、そのために形式目的語のitを用います。

よって、以下のよ語to read the english bookを形式目的語のitに置き換え、本当の目的語to read the english bookは文末に付けます。

I found it easy to read the english book.
「私は、その英語の本を読むことが簡単だと気づいた。」

形式目的語の他に形式主語がありますが、形式目的語の文は形式主語の文より見慣れていないため難しいと思います。

しかし、形式目的語itを用いる文を作る動詞は、以下のfindとthinkを覚えておけば大丈夫です。熟語のように覚えてしまいましょう。

1.S find it C to 〜「Sは、〜することがCだと気づく」

I found it dangerous to swim in this river.
「私は、この川で泳ぐことが危険だと気づいた。」

2.S think it C to 〜「Sは、〜することがCだと思う」

I think it difficult to write a letter in English.
「私は、英語で手紙を書くことが難しいと思います。」


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