原形不定詞
get + to不定詞とhelp + 原形不定詞について解説します。
不定詞の形は、「to + 動詞の原形」ですが、原形不定詞とはtoの付かない不定詞です。つまり、原形不定詞とは動詞の原形ということです。
通常、原形不定詞は、知覚動詞や使役動詞の後ろで用いられます。
知覚動詞とは、see「見る」、hear「聞く」、feel「感じる」など人の感覚(五感)に関係する動詞です。
また、使役動詞とは、make「させる」、have「させる」、let「させる」といった人に何かをさせるという使役の意味を持つ動詞です。
以下は、知覚動詞を用いた例文です。
I saw him play tennis. 「私は、彼がテニスをするのを見た。」
この文のplayの部分は、本来to play「〜すること」というように不定詞の名詞的用法の意味を持っています。
ところが、上の文では知覚動詞saw(see「見る」の過去形)の後ろに不定詞がくるのでto playではなく原形不定詞のplayを用いなければなりません。
文の意味は、「私は、彼がテニスをすることを見た。」では不自然なので、「私は、彼がテニスをするのを見た。」と言い換えます。
次に、使役動詞を用いた例文をみてみましょう。
He made me do the work. 「彼は、私にその仕事をさせた。」
この文のdoの部分は、本来to do「〜すること」というように不定詞の名詞的用法の意味を持っています。
ところが、上の文では使役動詞made(make「〜させる」の過去形)の後ろに不定詞がくるのでto doではなく原形不定詞のdoを用いなければなりません。
文の意味は、「彼は、私にその仕事をすることをさせた。」では不自然なので、「彼は、私にその仕事をさせた。」と言い換えます。
ここから、注意すべき動詞getとhelpを用いた表現について解説します。
まず、getは使役動詞でmakeと同じ「〜させる」という意味を持ちます。
ところが、getを用いて「Oに〜させる」という意味を表す時は、「get O to 〜 」と原形不定詞ではなくto不定詞を用いなければなりません。
よって、makeを用いた文のmakeをgetに置き換えると以下のようになります。
He made me do the work. 「彼は、私にその仕事をさせた。」
→ He got me to do the work. 「彼は、私にその仕事をさせた。」
getは使役動詞ですが、to不定詞(この場合to do)になるので注意しましょう。
次に、helpについて解説します。、helpは知覚動詞でも使役動詞でもありませんが、後ろに原形不定詞を置くことができます。
以下の例文をみてみましょう。
He helped me to do the work. 「彼は、私がその仕事をするのを手伝った。」
この文のように、helpはhelp O to不定詞 「Oが〜するを手伝う」というように後ろに不定詞を用いることができます。
そして、以下の文のように、helpはhelp O 原形不定詞 「Oが〜するを手伝う」と後ろに原形不定詞をおくこともできます。
He helped me do the work. 「彼は、私がその仕事をするのを手伝った。」
helpは、後ろにto不定詞と原形不定詞の両方を置くことができる動詞です。



